そんな南極についてのことを、手軽に南極に知ることのできる場所が東京都内に2か所あるので紹介します。
南極・北極科学館
国立極地研究所に併設された極地の記念館です。
立川から多摩モノレールで高松駅まで乗り、歩いてだいたい10分くらい。
入館料無料で日曜祝日以外が開館。
写真は、初期の南極観測隊員が南極に連れて行った犬たちです。
展示室。すごく広いわけではないけど、南極と北極について少しでも知りたいと思ったらここが一番です。
かつて南極観測隊員が使用した防寒具や記録帳などの資料展示があります。
南極大陸の縮尺図。地球儀もあります。
防寒具。全身もこもこです。
靴もよく見るとわかるけど完璧な耐寒仕様です。
実際に南極観測隊員が持って帰ってきた南極の氷。
本物です。かなり貴重なものだけど触ったり持ち上げたりできます!
ちょっとプチプチと音を立てるのが印象的。これは触れる価値ありです。
観測用レーダーの模型。
観測装置まで見られちゃいます。
これも貴重なものです。
かつて南極で実際に走った雪上車。
重要な文化財となっているけど、実際に中を見ることもできます。
現在南極観測を行っている砕氷船「しらせ」。
8月くらいに日本中を巡回して一般公開もされている現役の船です。
一般公開見に行くことができればまた公開します。
と、上でアップした雪上車内部の写真です。
ここで寝泊まりもできます。長期間の移動もありますからね。
過酷です。
南極は隕石が地球上でもっともたくさん飛んでくるし、鉱石も地球の歴史を知るために大切なものだから、立派な研究材料となっています。
南極の地層を調べることでいろいろわかるらしいのです。南極大陸はもともと熱帯地方にあって、今の位置に移動してきた、とかね。
ミュージアムショップ。
入場にお金がかからなかった分、ここでなにか買っていきたいとか思ってしまった。
よりもいグッズもあるけど、カレンダーとか工具箱とか印象的。
船の科学館・宗谷
船の科学館公式サイト
もう一つは、船の科学館。
初代南極観測船の「宗谷」が展示されています。
こちらも入場は無料。(入口で船を維持するための募金を受け付けています。)
アクセスがあまりよくないけど、ゆりかもめ東京国際クルーズターミナル駅の目の前です。都バスなら有楽町線豊洲駅から10分に1本日本科学未来館行きに乗ることでも行けます。
こちらは月曜と年末年始以外が公開日。
実際に南極に行った船をそのままの姿で見ることができます。
入り口から中へ入りましょう。
いきなりだけど食堂。ここで隊員たちが集まる姿を想像してみてください。
廊下は結構狭い。人がすれ違えない・・・!
でも、戦艦をどうにかこうにか改造してようやく作られた船だから、こればっかりはしょうがない。当時は資金面やら技術面やらで相当大変だったとのこと。
隊員が使っていたお部屋。
そのままの形で保存されております。快適とはいいがたい感じだけど、しっかり南極へ行って帰ってを繰り返したのだから感心です。
資料展示もあり。
南極観測の歩みはしっかり目を通しておきたいところ。
当時は南極観測は国家事業。
朝日新聞など有名企業もスポンサーになって官民で推し進めた大事業。
それだけに南極到達のしらせは新聞のトップニュースに!
南極観測記念周年記念コインの展示もありです。
こういうのあったんだ・・・知らなかった。
操舵室です。ここで操舵していたんだな。
外を見渡すとお台場の風景が!
甲板からの眺め。
お台場フジテレビしっかり写ってますね。
でもここはお台場でもかなり離れたところだから人はあまり多くなくて展示もゆっくり見られます。
当初の南極観測はどんなだったか興味あるなら宗谷は外せないスポットです。
と、2か所紹介しました。
ほかにも、南極関連は
「チャレンジングSHIRASE」
が実施されていたりとか、結構熱心に進められています。
興味ある方はこちらも見に行かれてはいかがでしょう。
というわけで、今回は都内2か所の南極関連施設の紹介でした。
んじゃ、またね~!